鹿児島での戦時資料館めぐり。
鹿児島は本土で一番南方の地であるため、太平洋戦争の終盤、
この地から数多くの特攻機が飛び立っていきました。
そして、陸軍の特攻基地があった場所、「万世飛行場」の近くにも、
特攻資料館があります。
「万世特攻平和記念館」に立ち寄りました。
建物の外観は、練習機「赤とんぼ」の複葉型をイメージして設計されております。
では、中へ入りましょう、入場料は大人300円です。
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写真撮影は1階のみ撮影可でした。
こちらの資料館のメインは、こちら、零式水上偵察機の実機です。
海底の砂の中に埋もれていたんですけど、そのままの状態で再現されております。
こんな風に沈んでおりました。
あ、あと、撮影は2階は不可ですよ。
特攻隊員の遺影、遺書がありますから、当然です。
こちらの零戦偵察機は、珍しい3座型。
3人乗りですから、コックピットの容積が大きいですね。
在りし日はこんな姿で飛んでいました。
水上機なんで、フロートのついた鈍重そうな機体ですけど、
これでも、敵の戦闘機と交戦しなきゃいかんかった、手薄の日本事情・・・
武器、弾薬は終盤、底をついておりました。
この機体の模型、初めて見た。
「99式襲撃機」って名前。
陸軍の機体らしいが、「隼」と同じ年代くらいか。
戦争終盤には、旧式化しており、特攻機としても、
万世飛行場からは、124機が出撃したそうです。
改めて、この零式水偵を眺めます。
レストアされていない状態で保存されておりますから、
何も言わずとも、この時代の悲惨さを、この機体は訴えかけてくれますね。
鹿児島には、こうして特攻がいかにアホな戦法かを実感させてくれる資料館がありますので、
以下、鹿児島観光時にはいずれか1館でも訪問されてみてはいかがでしょうか?
住所:鹿児島県南さつま市加世田高橋1955-3
電話:0993-52-3979
営業時間:9:00~16:30
定休日:12月31日・1月1日
入場料:大人300円、子供200円
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