この日の旅は、久留米周辺の面白スポット巡りを敢行しておりました。
「福岡B級珍スポットのオンパレード!」7日目前編記事はこちら!
ただ、真面目な施設で、1つ行きたかったとこがあったんですね。
全国あちこち、太平洋戦争時の歴史的遺物を展示している施設があります。
こちらの施設は、ゼロ戦32型があるとのことで寄ってみることに。
「大刀洗平和記念館」です。
もともとは、東洋一と謳われた陸軍の「大刀洗飛行場」があった場所です。
年末年始は本来休みなんですけど、特別拝観がおこなわれていました。
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ただ館内、このゼロ戦以外は全て撮影禁止です。
ですので、合間合間に、このゼロ戦写真を織り込みながら、説明していきますね。
まずは、陸海軍機、その歴史の展示のようなものがありました。
ただ、この大刀洗飛行場は陸軍所属でしたから、
どちらかと言えば、陸軍寄りかな。
そんな中、私が興味を惹いたのは、こちら機体の模型です。
(写真はパンフレットにあったのを拝借いたしました)
名前は「震電」。
太平洋戦争末期、海軍が開発していた試作局地戦闘機です。
珍しい形をしていると思いませんか?
この機体、プロペラが後部にあるんですよ。
前にプロペラがない分、30mm機銃4門という強力な火器を取り付けることができ、
対B29用に試作されておりました。
私、どんな乗り物でも、奇抜な個性を放つ試作機って大好きで、
色々と興味を持っております。
F1とかでしたら、六輪車のティレルP34なんて、代表的ですね。
そして、引き続き、ゼロ戦33型の展示。
横から。
で、この機体の特徴はこれなんです。
翼端が角張っていますでしょ?
他の型のゼロ戦は全て丸みを帯びています。
角型で、高速性能をアップさせたのが、この33型です。
この型は、国内唯一の現存機なんですよ。
前より。
コックピット計器の復元。
そのコックピット。
引き揚げられたエンジン部分。
上から見た図。
ここしか写真撮れないから、集中して撮っています(^^;)
ここの昔あった飛行場もB29の大空襲を受けました。
その時の模様は映画にもされており、ここのシアターで上映されてます。
これがよく出来たドキュメンタリーになっており、引き込まれましたね。
あと、もう一機、実は展示されております。
こっちは写真撮影禁止ですので、入館券に載っていたのを。
陸軍の「九十七式戦闘機」。
1996年に博多湾から引き揚げられたものです。
こちらが97式(皇紀ですね)、ゼロ戦が0式ですから、
3年後にゼロ戦が登場しているわけです。
外観だけからも、いかにゼロ戦が強くて、
その時代の最先端をいってたか分かるでしょう。
この年始の訪問特典で・・・
このクリアファイルをいただきました。
「大刀洗飛行場」当時の情景です。
第二次大戦時の展示史料館は結構好きで、
あちこち旅して寄れるときには訪問しておりますが、
そこでいつも感じるのは、戦争の悲惨さが目の当たりにできること。
ここでも、さすがゼロ戦、美しいよなと羨望するんですけど、
この戦争で亡くなった方々の遺影を見ると、やるせなくなるんです。
こういう展示史料館は是非とも、軍事マニアではなく、
一般の方々に訪問してもらいたいです。
こちらの施設もしっかり戦争について考えさせてくれますよ。
行ってよかった?
★★★★★★★★☆☆(10段階評価で星8つ)
住所:福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1
電話:0946-23-1227
開館時間:9:00~17:00
休館日:年末年始のみ(12/29~1/3)
入場料:大人500円 高校生400円 小・中学生300円
駐車場:100台(無料)

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