太平洋戦時遺産を巡る旅。
北海道を巡ってる中で、このテーマの記事を書くのも久々となりました。
北海道広尾郡大樹町に旭浜という場所があり、
なんでもアメリカ軍の上陸に備えたトーチカが今でも現存しているんだとか。
というわけで、道の駅出発後、その方面へ車を走らせました。
しかしめちゃめちゃ場所わかりにくかった・・・
ちゃんとした住所がないんですよ。
旭浜ってとこに行けば分かるかと思ったけど、港しか見えない。
襟裳岬をそのまま釧路方面に約50kmくらい北上したとこなんですけどね。
舗装されてない道路を突き進み、ようやく見つけました。
上の写真のような、コンクリートの塊です。
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トーチカとはロシア語で「点・地点」という意味。
小型の防衛用陣地のことです。
この周辺、約15基のトーチカが残されています。
波打ち際のものより、まだ朽ち果てることなく原型を留めてます。
ぶ厚いコンクリートの壁で塗り固められており、
アメリカ軍が北海道に上陸した際はここに潜んで、
銃撃戦を行う予定でした。
(結局アメリカ軍は北海道に上陸することはありませんでしたが)
日本に古くからある城の鉄砲狭間と同じく、奥にいくほど狭くなってます。
既に75年もの月日が流れているのに、
崩れることなくこうして原型を留めているのも不思議。
けど、こんなとこに入っていても、大軍で押し寄せて来られたり、
弾切れになったりすると、一貫の終わり・・・
私は沖縄でもこういうトーチカを見ましたけど、
そういう運命で亡くなっていった方がいると思うと胸が痛くなりましたね。
北海道では廃墟が数多く残ったまんまになってますけど、
ここは見ておくべきです。
まだあの戦争が終わってから100年も経っていないんですからね。
昔、日本が誤った方向を目指したことを、再び繰り返さない教訓に・・・
住所:北海道広尾郡大樹町旭浜
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