栃木県の那須で、是非とも行ってみたい博物館がありました。
その名は「戦争博物館」。
第2次大戦までの日本軍の軍事遺産を集めた博物館です。
なんでも、個人で集められたコレクションらしいんですけど、
それがとてつもなくすごいらしい。
この旅では戦時遺産を色々巡っておりますので外せませんでした。
「那須戦争博物館」を見学いたします。
まず、いきなり目に入るのがこの飛行機。
入場しなくても、外から眺めることができます。
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昭和13年頃の陸軍航空隊赤トンボ練習機と、説明書きがありました。
しかし、個人でこれほどまでにでかい飛行機を、よく収集できたもんやと感心です。
結構値段高いよなと思いますけど、中の展示物の充実さがいかなるものか?
確かにここの館長がおっしゃられることはごもっともですね。
あと、ここの博物館を運営されている方は、右寄りの思想をお持ちのようで(^^)
こういうコレクションをされる方ですから、当然か。
一式陸攻のエンジンが展示されております。
全国いろんな戦時博物館に行きましたけど、こうして現物は見たことない。
それに、山本五十六長官と一緒に飛んでた2番機のエンジンやって書いてますやん。
太平洋戦記の軍記物が好きな方でしたらよくご存じでしょうけど、
山本長官はラバウル方面への視察で、一式陸攻に搭乗中、
アメリカ軍の攻撃に遭遇し、戦死するんですよね。
その時に一緒に飛んでた機体のエンジンだなんて・・・
ボロボロですけど、本当ならば貴重な戦時遺産ですよ。
しかし、外でなんの覆いもなく展示されているから、どんどん朽ち果てるのでは?
日本軍の新兵器「ロケット砲」。
しかし・・・めっちゃ新しくないですか?
それに、昭和17年のシンガポール作戦で使用されたと書いてますけど、
日本軍は確かに墳進砲というロケットランチャーを太平洋戦争後期に開発しますが、
この時代にはそんなロケット砲は存在しません。
つまり、ここの館長は騙されて買ったのかな?
「ジパング」って漫画をご存じの方は、サジタリウスの矢って話がありますけど、
「ジパングの世界とごっちゃにするなっ」ってツッコミ入れそうになった。
なんのプロペラやと思います??
アメリカ製零戦航空機エンジンってね~
それもアメリカ国防省から手に入れたんだとか?
私はこの旅で零戦を何度も見てきておりますし、
こんなプロペラの形をしてないのも、子供の頃から知っています。
確かにエンジン部分は空冷の星形で零戦と似てますけどね。
なんでこんなまがい物のプロペラつけたんやろ?
説明書きには、90式改良戦車を書かれておりました。
朽ち果てた様子もなく、非常に保存状態ええよなって思いました。
ただ、後から調べると、どうやら映画で使われた模型みたい・・・
そういうのはちゃんと説明書きに書いてくれ・・・
日露戦争で使われた榴弾砲って説明書きでしたけど、これも映画で使われた物。
説明書きにその旨一切書いてないから、どれが本物でどれがニセ物か、
一般人には区別しにくいです。
97式戦車。
太平洋最大の激戦地サイパン島より帰還、とのこと。
この朽ち果て方は、平成18年に発見されたと書かれておりますとおり、
長年野ざらしにされた結果でしょう。
これは絶対に本物やと、私は信じます。
とまあ、太平洋戦争での軍記を色々読んだり、
またその軍艦や航空機に興味を持ってる人間からすると、
????って展示が多いのはありますけど、
ここは公的な博物館ではなく、個人で運営されている博物館ですからね。
ただ、長くなりました。
後半からは、できるだけ、これは本物?って思われる物を中心に、
紹介していきたいと思います。
また明日、記事にしますね。
住所:栃木県那須郡那須町高久乙2725
電話:0287-76-1510
営業時間:4月~9月末 9:00~18:00 10月~3月末 9:00~17:00
定休日:年中無休
入場料:一般1000円、子供無料、団体割引有
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