この旅、廃墟好きな私は、色々と鉱山跡を巡っております。
そして、岩手県八幡平、標高約1000mの場所に、
かつては「雲上の楽園」と言われる鉱山がありました。
「松尾鉱山」跡を見学に山を登ってきました。
「緑ヶ丘アパート」と言われた廃墟のみが残っております。
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中はもちろん立ち入り禁止区域ですから、私はそこまで行きません。
いつものように外側からのみの撮影。
しかし、朽ち果て方がすさまじいですね。
完全に鉄筋コンクリートの外側のみしか残ってません。
こんなアパートが無数にこの近辺放置されたままとなっております。
私、軍艦島にもこの年行きましたけど、あの雰囲気以上に、
こっちのアパートの方が威圧感あります。
閉山したのは昭和44年でした。
無言で時代の移り変わりの早さを訴えているように、
私には思えました。
そしてこの山から降りてくると、こんな施設があります。
「八幡平市松尾鉱山資料館」。
無料で見学できる施設なので、こちらも覗いていきます。
ここ松尾鉱山で産出されたのは硫黄鉱。
良質の硫黄が取れたんですけど、石油エネルギーへの変換期、
石油精製の段階で硫黄が発生することで、硫酸を作るのに、
硫黄鉱から取り出すよりも遙かに安くできるようになったんですね。
なので、世界的にも硫黄鉱山は軒並み廃山になっております。
在りし日の、「緑ヶ丘アパート」。
こんな白い壁のアパートやったとは、今では思えませんよね。
簡単に歴史が刻まれています。
鉱山だけで1万5千人もここで暮らしてたなんて思えない、
山の上の辺鄙なとこですよ。
外にはこんなディーゼル機関車の展示が。
これで硫黄を運んだんかな~
栄枯盛衰・・・その言葉をひしひしと感じる時間でした。
この建物もいずれ風化されて、跡形もなく無くなるでしょう。
自身の精神も肉体もそうです。
なので、思うがままに突っ走っていきたい。
それが私の人生です。
太く短くでええから、充実して生きていきたいですね。
住所:岩手県八幡平市松尾寄木周辺
八幡平市松尾鉱山資料館
住所:岩手県八幡平市柏台2丁目5-6
電話:0195-78-2598
営業時間:9:00~16:30(受付16:00まで)
定休日:毎週月曜(月曜が祝祭日の場合、翌平日)、年末年始
入場料:無料

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