北海道の道東には奇妙な形の半島があります。
以下が、その衛星写真。
すごい形してますでしょ?
延長28kmもあるんですよ、砂嘴としては、日本最大のものです。
この半島を少し車で走ってみましょう。
「野付半島」(のつけはんとう)です。
ちゃんと片側一車線の道路が整備されております。
そして、この両側ともが海なんですよ。
橋ではなくって、こういう道路を通ることなんてめったにない経験です。
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北方面に向かって撮影。
写真右側、遙か向こうに写っているのが、国後島。
そして左側に写っているのが、知床半島ですね。
ちょっと天気は悪くなりつつあったが、綺麗に見えました。
日本全国の中でも、なかなかこんな道は走れませんからね。
半島付根部分には、民家が存在するものの、
中央部から先端部にかけてはほとんど存在しません。
漁業、土木関連の資材置き場がちらほらある程度です。
けど、こんな場所にも、昔は人が住んでたんですよ。
江戸時代には「キラク」という集落があり、
1798年に択捉島に渡った近藤重蔵も、帰りに野付半島に宿泊したんだとか。
けど、明治時代以降、漁業も衰退し、誰も住まなくなったそうです。
道路だけでも18kmくらいあるんで、先端まで行って帰ってはせず、
途中で引き返しました。
両側が海の風景の道路が延々と続く道は、日本でもここしかないので、
私のように少しでも体験してみるのいかがでしょうか。
住所:北海道標津郡標津町及び野付郡別海町
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