この日一日は、台北の市街地を地下鉄で巡りつつの街歩きです。
私は日本の旅でも何度も言ってますけど、自然の風景を求めて歩くのではなく、街の風景を眺めつつ歩くのが大好きです。
中でも、ここ台北でないと見ることができない、街の風景を眺めにやって来ました。
「宝蔵巌[寶蔵巌]国際芸術村」です。
入り口には、こんなお寺(?)のようなものが。
宝蔵巌観音亭。
結構な数の地元の方がお参りに来てました。
私は無宗教なもんで、こういうとこは素通りします。
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街並みはまさにレトロの一言。
日本の昭和50年代くらいに思える建物が、ずらりと斜面に建てらております。
ここの集合住宅地の地図。
緩やかな坂に従って起伏する階段に、古い町並みの家が建っていて、そこをアート作品のように彩り、観光地にしているんですよね。
各建物の前には、こんな感じで、工房の案内表札が出ています。
そのアート。
廃墟寸前だった集落を2004年に正式に歴史的建築物として指定して、2010年には一般住民と芸術家が共存する国芸術村(アートビレッジ)として生まれ変わりました。
なので、街並みとしては、廃墟寸前の建物がいっぱいありますね。
廃墟好きな私としては、こうして堂々と中へ入ることができて、色々と見学できるのが嬉しい。
この建物なんて、完全に廃墟でしょ?
こうして人工のものが朽ち果てていく様に、私は風情を感じます。
入りくねった階段を突き進みます。
次はどんな建物が目の前に現れるのかと楽しみですね。
あ、しかし、注意してほしいのは、実際にここに住んでいる方も多いってこと。
また開放されている建物も、その時間帯に寄っては閉まってることもあります。
大声で騒ぐことだけはやめましょうね。
私が行った時には、皆さん、ホント静かに見学されてました。
中にはお店らしき建物もありますね。
そして、ホステルもここの住宅群の中にはあるようで、泊まることもできますよ。
日本ではなかなかこういう光景も見ることはなくなりました。
私の子供の頃、山の麓(神戸の布引)にはこんな建物がいっぱいあったよな~って思い返しましたね。
私は芸術的センスが全くない人間なので、芸術的価値はよく分かりません。
なので、今回もそんなアート作品はほとんど撮ってないです。
そんな私でも、この台湾の古い町並みを歩けたのは、非常に価値のある街歩きでした。
住所:No. 2號, Alley 14, Lane 230, Section 3, Tingzhou Road, Zhongzheng District, Taipei City, 台湾 100
電話:+886 2 2364 5313
営業時間:11:00~22:00
定休日:月曜